2024年5月10日(金)
創立記念講話が行われました。

令和6年5月10日(金)

 折尾高校の多くの卒業生が、社会で活躍されています。活躍されている卒業生のお話を通して母校愛を育み、折尾高校で学ぶ生徒としての誇りと自信を持つことを目的に、創立記念講話が行われました。

 本年度の講師は、友田宮子先生です。友田先生は第14期卒業生で、現在は、本校同窓会「北陵会」の事務局長や、本校の就職指導員として、勤務され、母校のために尽力くださっています。
 高校時代の部活動は演劇部だったそうで、高校時代に本番を経験した思い出の舞台(折尾高校ステージ)に、時を越えて再び立ち、講演していただきました。
 演台は、「生きること」。
 友田先生が、九州・四国・中国地方で女性初の警部になった時の経験やご苦労をお話しくださり、向上心を持った仕事の取り組み方についてお話しくださいました。また、友田先生自身が、子として親として感じられた、命の尊さと周囲とのかかわりについても、具体的な体験を話してくださいました。後半は、41年間の警察人生で印象に残る仕事の一つである、東日本大震災の時に派遣された女性中心部隊20人の隊長として被災者の方々と向き合った経験についてのお話でした。「あたりまえ」の日常を「ありがとう」の感謝の気持ちをもって生きることの大切さが伝わる、心が熱くなる講演でした。派遣された避難所での交流をまとめたビデオも拝聴し、悲惨な状況の中にも心温まる交流がなされた様子が、強く印象に残りました。
 最後に、生徒会長から謝辞と花束の贈呈が行われました。